
アプリ~ンク!!
超メディアモンチャンネル、ゲームプレイおよび実況担当のエムシーモンだぜぃ!
収録および解説担当のレコモンデス
早速今日のゲーム紹介を初めて行くぜぃ
本日当チャンネルでご紹介するのは、知るモンぞ知る問題作
20××年8月に配信されたスマホ向けノベルゲーム
『Die a lie』デス
ダイアリー? ダイアライじゃなくて?
そうなんデスけど、これは作中で日記帳アプリが
キーアイテムならぬキーアプリになってくるからなんデス
Dieがダイなのにlieの読みが普通じゃ無いのはちょっと気持ち悪いけど、
そこは大目にみてあげてもろてほしいデス
そもそもDieとaとlieが区切られてるのも気になるし
おっと流石に鋭いデスねエムシーモン
いや、こんなあからさまに○(Die)なんてタイトルに持ってこられたら
警戒するなって言う方が無理な話だぜぃ
のっけから問題作って触れ込みだし
実は『Die a lie』は公開から1週間待たずに配信が停止してしまったアプリなんデス
ほらやっぱり碌でもねぇ!
以前このチャンネルでも諸々の事情で即配信停止されたゲームの紹介とかしたけど、
またアレ? グロい系とか?
『Die a lie』に関してはグロ要素は無いデス
エンディングによっては不快感を覚える描写もありますが、
ジャンプスケアの類は無いのでそこは安心してほしいデス
安心したぜぃ
ん? じゃあどうして配信停止の憂き目に?
その理由はちょっと物語の根幹に関わってくるので後回しにさせてほしいデス
配信停止の理由が物語の根幹に……?
俄然興味が湧いてきたぜぃ
今回もエムシーモンにゲームを実況プレイしてもらう隣で
ワタシが解説していくという形で紹介させてもらいます
なお、アプリのデータに関しましては幸い買い切り型だったため
今回も我らが匠ロープレモンの協力の下、遊べるスマホを用意してもらいました
ロープレモンいつもありがとうなんだぜぃ
まず始める前に、簡単なあらすじとシステムだけ
主人公である相談員の『サト』は、ある日自分を訪ねてきた女性『リョウコ』から
「○体と暮らしているような気がしている」という相談を受けるんデス
嫌すぎる
サトはリョウコの話に耳を傾け、その中で何度か質問をするのデスが、
この時尋ねた内容によってエンディングが変化する
いわゆるマルチエンディング方式のゲームとなっています
そういやさっき「エンディングによっては~」とか言ってたな
うーん、リョウコの相談の内容自体は気になるけど、
配信をやめなきゃいけなくなる程の問題点は今のところ全くわからないぜぃ
実際ゲームを遊んでもどこが問題なのかわからないかもデスね
なのでまずはあんまり身構えず、普通に遊ぶのがいいんじゃないデスかね
ま、それもそうだな
それじゃあいよいよゲームの方を開始していくぜぃ!
既に配信停止済み&数年前のゲームだけど、当然ガンガンネタバレしていくから
どうしても自分でやりたい! ってヤツは注意してくれよな
超メディアモンチャンネル
アプリアイコンはほとんど日記帳のそれだな
相違点が鍵穴部分から覗く赤い目だけっていうのが逆に不気味さを際立たせてるぜぃ
起動後の背景も紙のノートみたいだ
最初は「はじめから」と「設定」しか無いデスが、
ゲームを進める毎に罫線の部分に項目が増えていくんデスよ
へえ、そいつは凝ってるぜぃ
とはいえ今はまだやる事が無いので、「はじめから」を選択してください
あいよー、っと
お、早速サトの相談所にリョウコが尋ねてくるところから始まるんだな
キャラデザがシルエットだけなので表情はわかりませんが、
サトの視点だとリョウコは入室の時点で困った顔をしているみたいデスね
そりゃ、何かを相談しに来る以上はそうなるだろ
お互い簡単な自己紹介を済ませて……と、すぐに相談の内容が来たな
「○体と暮らしているような気がするんです」
「変な事を言っていると思われるかもしれませんが」と前置きしている辺り、
リョウコもそれが異常だとは認識しているんデスね
そりゃそうだぜぃ
「このところ毎日家に○体がいる」っていう記憶だけがあって、
でも家中どこを探しても○体なんて見当たらない
おお……確かにそりゃあ気持ち悪いし、気が滅入るなぁ
っと、ここで早速選択肢が
「ここよりも病院に相談に行った方が良い」と
「詳しい話を聞かせてください」デスね
エムシーモンならどうします?
ゲーム的には下かもだけど、オレならって言われると正直なぁ……
ま、最初だもんな! オレはオレの思うがままに動くぜぃ!
病院に行った方がいいよ!
リョウコは烈火の如く怒りだし、
ヒステリックに引きつった声でサトを詰りながら相談所を後にします
サトは「そこまで怒らなくても……」と思いつつ、
専門でも無い自分が下手に関与するよりは、と気を取り直して、
次の相談者を迎えるための準備を始めます
はい、という訳でed.1『ここではない』回収デス
ええええええええええええ
エムシーモン、お疲れ様でした
これで!? これで終わり!?
今回はここで終わりデス
面白かったと思った方は、チャンネル登録および好評価
動画まで終わろうとしないでぇ!
冗談はさておき、タイトルに戻ってきました
「つづきから」と「ed.1」と「メモ」が追加されていますね
このメモは次のエンディングへのヒントが隠されているので、
タイトルに戻ったらこまめに確認するのが良いでしょう
ええっと、なになに……?
「リョウコは病院に行けと言われると怒る」
わかってんだわ!?!?
さ、この調子でどんどんエンディングを回収していきましょう
この「つづきから」は実際のところチャプター選択になっていて、
好きな選択肢からゲームを再開する事が出来ます
そこは親切設計だな
じゃあさっきの選択肢に戻って、「詳しい話を聞かせてください」っと
詳細を聞けば似たような症例を割り出して解決方法もわかるかもしれないと
親身になって話を聞いてくれるサトに、リョウコも少し安心したようデス
最初に触れた通り「○体と暮らしている」という記憶「だけ」があって、
○体がいる事による生活の変化どころか、○体の容姿すら
何も解らないというのがリョウコの弁みたいデス
実際に○体があるってワケでも無いみたいだしなぁ
っと、そうこうしてたら、サトの方が何か思い出したみたいだけど
リョウコの言い分から「記憶が改竄されているみたいだ」という印象を抱いたサトは、
ふと以前とあるアプモンが起こしたとある騒動を思い出します。
アプモン……。なあなあレコモン、当てちゃっていい? 当てていいか?
どうぞ
これ絶対ダイアリモンの仕業だろぉ~!?
そうデス
いぃ~よっしゃぁ~~!! 当たったぁ~~~~!!
(このタイトルとアイコンでダイアリモン以外だったら
どうするんだという気もしますが)
サトも同じ答えに辿り着いたみたいだな!
一気に親近感が湧いたぜぃ
(じゃあいいか……)
このゲームの中でもアプモンの存在はある程度認知されてるんだな
サトはダイアリモンを「日記の内容を書き換えると
その持ち主の記憶まで改竄できるアプモン」と認識しているみたいデスね
リョウコはアプモンは知っているけど、ダイアリモンの存在は知らなかったみたいだな
驚いた様子で日記帳アプリを開くと、普段の暮らしの内容に加えて
「家に○体がいる」の一文が書き加えられている、と。
なんでそんな事するのぉ?
ダイアリモンの目的はわかりませんが、これがアプモンの仕業だとは推測できました
ここで選択肢のお時間です
「後はアプモンの専門家に依頼すべき」と「ダイアリモンについて詳しく調べる」
さっきのパターンとこれまでの経験からして、
うしろの選択肢を選ぶと話が続く感じかな?
「つづきから」で戻れるし前者を選んどきたいんだけど
だけど?
怒られない?
(思ったより傷付いていた)
ヒロがすぐに帰るところは同じですが、今回は怒られませんよ
ほな選ぶかぁ
……。あ、ホントだ、むしろ感謝されてるぜぃ
原因が分かっただけでもだいぶスッキリしたってカンジだな
サトも次の相談の準備をしているところは同じだけど、
役に立ててホッとしながらだから、これは文句無しにハッピーエンドだぜぃ
お疲れ様デス、これにてed.2『○体はそこにいる』回収となります
エンディングタイトルで台無しにしないで
……まあ、サトとリョウコはスッキリかもしれないけど、
プレイヤーはなんでダイアリモンがそんな事したのかとか
まだ全然分かってないもんな
そうそう、その調子でどんどん進めていきましょう
とはいえ先にメモの確認だぜぃ
「情報は正確な方が良い」
やっぱりダイアリモンについてもっと調べろって事か
……このメモ機能いるぅ?
今は分岐後即エンディングが続いてますが、メモは後から効いてきますよ
そっか、細かい選択肢の分岐とかもあるんだな
よっしゃ、「つづきから」で「ダイアリモンについて詳しく調べる」っと
ここで出てくるのはまんまアプモン図鑑アーカイブの引用デスね
「顔の日記帳に、対象の生活や行動をすべて記録しているアプモン
内容を書き換えることで、対象の記憶を改ざんする能力を持つ」
アプモンのオレらが言うのもなんだけど、内容がシンプルなんだよな
ぶっちゃけサトの説明と違ってるところ無くない?
あ、リョウコも「何かわかりましたか?」って暗にせっついてきた
……ん? 今回は選択肢じゃ無くて、図鑑の画面に戻ったぜぃ
今回は違和感のあるワードをタップする形の選択肢なんデスよ
無ければ上の×を押すと、入りだけ違うed.2がもう1回見られてお得デス
手の込んだ二度手間~
えー、ちょっと待って、なんだろ
えーっと……おっ! 「顔の日記帳」、コレだろ!
顔の日記帳なのに、リョウはフツーにアプリの日記帳開いてたもんな!
ヨシッ
2人は日記帳アプリそのものがダイアリモンにのっとられていると判断、
リョウコは素人の手に負えないと専門家への相談を決意し、
サトもそれが良いと勧めます
というワケでハッピーエンドです
手の込んだ二度手間ァッ!!
た、助けてメモモン……
「情報は正確な方が良い」(笑)
正確なんだよおおぉぉぉ!!
アーカイブのこの一行が
この世で一番正確で詳細なダイアリモンの情報なんだよおおおぉぉぉ!!
ちなみにここの選択肢の操作でもう一度ed.2を見ると、
反応があるワードが赤字になります
そういうところはホントに親切だなぁ
なになに?
「顔の日記帳」「対象の生活や行動をすべて記録」「内容を書き換える」
この3つが選択項目みたいだな
「顔の日記帳」は違って、
記憶を改竄する方法が「内容を書き換える」なのはさっきから言ってるし
「対象の生活や行動をすべて記録」だと思うけど……
ちょっとちゃんと考えさせてくれぃ
もちろん大丈夫デスよ
ええっと、ううん……
!
あ、そうか、「対象の生活や行動をすべて記録」って事は
ダイアリモンは「ただの日記」じゃなくて「観察日記」なのか!
Exactly(そのとおりでございます)
ダイアリモンは人の書いた日記に干渉するアプモンでは無く、
ダイアリモン本人が書く、誰かの観察日記そのものなんデス
ほへぇー、言われてみればだ
図鑑情報を踏まえた上でのサトの推測を聞いたリョウコは……当然気味悪がってるな
「ストーカー」かぁ、これはそう言われても仕方が無いぜぃ
ただ同時に、サトには感謝してくれていますね
相談する場所も変わってくるワケですから
加えて、何故ダイアリモンはよりにもよって
「家に○体がいる」なんて言葉を書き加えたのか
いっそう疑問を抱いているようです
それなんだよなぁ
サトも「ふと違和感を覚えた」って言いだし……あ、これまた選択だな
「○体について」「リョウコについて」
……えっ、「リョウコについて」?
何か疑問に思うようなところあった?
疑問というか、違和感デスね
まあエムシーモンが特に何も感じなかったのなら、
一旦は「○体について」でいいんじゃないデスか?
○体の件は最初から違和感バリバリだしなぁ
すぐ戻れるし、じゃあこっちで
サトはふと首をかしげます
「ひょっとすると、ダイアリモンに記憶を改竄しているつもりは無いのかもしれません」
おっと流れ変わった気がするぞ
リョウコは怪訝そうデスが、
アプモンであるワタシ達的には呑み込みやすいかもしませんね
「アプモンには、○体という概念があまり無いと聞きます」
あ、そっか、人間のハナシだから油断してたぜぃ
オレらも最初の内は慣れなかったよなぁ、火葬とか埋葬とかいうシステム
懐かしいデスね、
「ぎゃあああなんで生き埋めにするんだあああああ!?」
ちょっ、初めてゲームで埋葬シーン見たオレの悲鳴w
人間の食べ物はもちろんの事、家屋や家具に用いられる木材や、
プラスチックや燃料の類だって、元々は生物の○体と言えますからね
○と共に肉体が消滅するアプモンとして物珍しかったから
ダイアリモンはわざわざ「家に○体がいる」的な表現を入れたがったのでは?
……そのように、サトは思い付いたようデスね
まあ珍しいモノってついつい言及したくなっちゃうモンな
でもダイアリモンとリョウコとの間には「○体」って概念に乖離があったから
こういうカンジになっちまった、と
サトの推測を聞いたリョウコは
もちろん知らない内にダイアリモンに観察されているという点は
引き続き気味悪がりつつも
サトの発想通りだと思えば多少不気味さは薄れるかなと
安心した様子デスね
で、後はまたリョウコが帰ってエンディングだな
サトは相談者の役に立てた事を喜びつつ
自分の周りが「○体だらけ」だと思うと
当たり前の事とはいえ少しだけ背筋が寒くなるのだった……と
これでed.3『異なる視点』も回収デスね
このエンドは人間だとまたオレ達とは感じ方が変わってきそうだよな
じゃあ次は「リョウコに対する違和感」に触れる事になるワケなんだが
うぅーん、違和感……とりあえずメモ見るか
何々? 「情報は正確な方が良い」
図鑑ッッッ!!!!
文面が変わってないデスね(笑)
笑い事じゃ無いがぁ!?
もういい、こんなメモに頼ってられるか、
オレは1人で攻略を続けさせてもらうぜぃ!
「つづきから」でさっきの選択肢に戻って、「リョウコについて」を選択
……って、アレ?
「ひょっとすると、ダイアリモンに記憶を改竄しているつもりは無いのかもしれません」
一言一句、さっきと同じ展開デス
この場合、サトは「リョウコとダイアリモンの○体観は同じなのか?」という点から
この結論に至ったという事になりますね
エンディングも同じだ
……詰んだ?
詰んでないデス詰んでないデス
エムシーモン、メモのヒントがどの段階で出てきたのか、
思い出してみてください
どこで、って、そりゃ図鑑説明の時の――
(某新しい型のSE)
あ、図鑑文のところにあったもう1つの選択肢!
実はed.3とed.4はこの図鑑説明のところから分岐していたんデスね
これらを両方確認する事で、また次の分岐に進めるようになります
なるほどそういう仕組みだったのか
じゃ、もしかして「顔の日記帳」を選択したのにも意味はあったのかな
いえ、二度手間デスね
畜生!!
まあ言うても仕方が無い、図鑑のところから「内容を書き換える」を選んで
記憶の改竄能力については先程から何度か触れていましたが、
こうやって改めて文章で目にした事で、サトは
日記の「内容を書き換え」て記憶を改竄すると言う事は、
日記には改竄前の文章があるのでは? と気付くんデス
あ、確かに、言われてみれば
ダイアリモンは「書き加える」って行為で記憶を改竄するんじゃなくて、
「正確な観察日記」を書いた後、「それを書き換える」ってアクションを挟まなきゃ
記憶の改竄ができないのか
「じゃあ、「家に○体がいる」の一文には、「改編前」があるって事ですか?」
困惑するリョウコのひとことに、サトはやはり違和感を覚えます
さあ、先程の選択肢に戻ってきました
「○体について」「リョウコについて」デス
これ、ひょっとしてだけど、「○体について」を選ぶとまたed.3なんじゃないか?
それはまたどうして?
リョウコの相談は「このところ毎日家に○体がいる気がする」なんだよな?
って事は、「○体と暮らしている」って一文は
日記に毎日書いてある、って事になるんだぜぃ
毎日日記をどこかしら改編して同じ文を入れるなんて、それこそ二度手間だぜぃ
オレだったらやらないぜぃ、やるとしたらよっぽどの理由が必要だぜぃ
それなら、さっきみたいにリョウコとダイアリモンの○体観が違うって発想に
思い至るのがフツーかなって
結論から言うと「○体について」を選んでもed.3にはならないんデスが
ならないんかい
でも、発想は概ね正しいデスよエムシーモン
サトも同じ考えに至り
しかし先程と違って「観察日記」という視点が欠けているので
「ダイアリモンの思考」にまでは頭が回っていないんデスね
あー、両方の視点が揃って初めて解放される分岐があるっていうのはそういう事か
これは確かに「情報は正確な方が良い」わ
よし、とにかく「○体について」の方で、まずは続きを見ていこう
こちらでのサトは「○体が本当にあるのかもしれない」と切り出しましたね
リョウコが気付いていないだけで○体がある可能性、
「それから――」
「それから――」あれ、言うのやめちゃったぜぃ
兎にも角にも、ひょっとすると大きな事件に巻き込まれている可能性もある
ダイアリモンは、むしろリョウコにそれを気付かせようとしているのかもしれない
イタズラなら、それはそれで
これ以上のことは、本格的に警察に相談した方が良いかもしれない
……と、サトは結論付けました
可哀想に、リョウコも青ざめちゃってるみたいだぜ
帰りに警察に寄るんだな、無事に取り合ってもらえるといいんだけど
……お、リョウコが帰ったら、サトのモノローグが始まったぜぃ
「彼女に同居人はいるのだろうか」
「相談者を必要以上に不安がらせてしまいかねず、
プライバシーにも関わる事だから結局口を噤んだが、
つい、脳裏を過ってしまった
数年前、アプモンが最先端人型ロボットの中に入り込んで勝手に動かし
ちょっとした騒動になった事があった
人間を動かしているのだって、言ってしまえば電気信号だ
ひょっとして、ひょっとすると
……ただの、考え過ぎであれば良いのだが」
以上、ed.5『隣人』でした
一気に不穏になったんだがぁ?
怒られたのは兎も角として、最初の方がむしろハッピーエンドってカンジだったなぁ
それだけ話に深入りしていくという事デスからね
あ、次に進む前にメモの確認もお忘れ無くデスよ
「相談者の視点に立つに越した事は無い」
ed.4からed.3を見に行く時の事も意識してそうだぜぃ
でも、今回は「リョウコについて」でも分岐がありそうな気がするな
今のエンディングでは気の毒な印象ではあったんだけど
オレもリョウコへの違和感が解ってきた気がするぜぃ
エムシーモンもだんだん慣れてきましたね
今回は直前の選択肢を選んで、「リョウコについて」を選択、っと
「どうかしましたか?」リョウコの問いかけに対して、サトは首を横に振る
でも内心ではリョウコに対して違和感が膨らみ始めていた
「そもそもリョウコが言っている事は本当なのか?」と
「ダイアリモンの日記がリョウコのスマホに入っているというのも、
よくよく考えれば少し変だ」
うんうん、サト、オレもオマエと同じ意見だぜぃ、
二度手間だとしても、やっぱりオレ達の考えは正しかったんだよブラザー
(またサトとソウルブラザーになってる)
だけど、ありゃ。サトは「本当に○体に心当たりは無いのか」って
リョウコに追及するのを直前でやめちまうんだな
まあ、サトはあくまで相談員デスから
共感はしても、深入りはしちゃダメなんデス
そういう仕事だもんなぁ
やっぱりお仕事っつーのは大変だぜぃ
相談としては「これ以上は専門家を頼るべき」で〆なんだな、
リョウコも納得してるぜい
リョウコの退室を見送って、でも個人的な意見としては、と、頭の中で、サト
リョウコを「信じる」「信じない」
これが、このルートでの最後の選択肢になりますね
ん~! どっちの気持ちもあるんだぜぃ!
しゃーない、こういう時は順番に行くぜぃ
まずは「信じる」ルート
「やはり相談員として、相談には真摯に向き合うべきだろう
リョウコの言い分を信じよう
だがそうなってくると、結局ダイアリモンは何がしたかったのだろう」
サトはダイアリモンの心理について、過去の相談等も踏まえて思いを馳せる
「ダイアリモンは、リョウコに気付いて欲しかったのではないだろうか」
サトはふと、そんな風に思う
「リョウコが「ストーカー」と称した通りの性質を有していたとすれば
自分の存在をどこかで意識させたかったのかもしれない」
あるいは間接的に、ダイアリモンはリョウコに何かを伝えたかったのかもしれない
「家に○体がいる」という衝撃的な方法で伝えられる真実とはなんだ?」
次の相談者を待つ間、サトは様々な想像を張り巡らせる
「答えは出ないし、真実を知る由は無く、これ以上首を突っ込む謂れは無い
ただ、個人の心の内に留めて、1人であれこれ考える分には自由だろう、と
それはある意味日記を書く作業にも似ていて、
案外、ダイアリモンも似たような気分なのかもしれない」
……おわり、と
こちらがed.6『ひとつの記録』
所謂「ノーマルエンド」に該当するエンディングデス
ちょっと煮え切らない部分もあるけれど、
プレイ後も考察に精を出したりするプレイヤー自身にも重なる
平凡故に受け入れやすいエンドでもあるな
ちなみにメモの内容は、「信じない」を見る前だと前回と変わりません
リョウコが嘘を吐いていたという立場で考えろという事デスかね
よしっ、じゃあ続けて行くか
「信じない」ルート、っと
サトも相談中のリョウコは本当に困っているように見えていたようデス
とはいえ人の考えなんて簡単に見抜ける物では無いと
相談員のサトはむしろよく理解しているのでした
「リョウコ自身に嘘を吐いているつもりが無かったとしても、
もし本当にダイアリモンが絡んでいるとすれば
改竄された記憶は「家に○体がいる」だけではないかもしれない
いや、ダイアリモンの仕業なら、リョウコは嘘を吐いていない事になるのか?
「家に○体がいる」「記憶の改竄」「実際に文字が連ねられていた日記帳アプリ」」
……お、おぉう……オレもちょっとわっかんなくなってきちまったぜぃ……!
サトもすっかり疑心暗鬼だ
「なるほど、これは――誰かに相談したくもなる」
以上で締めくくられたのが、ed.7『いくつもの疑惑』デス
リョウコの相談について考え続けるという点ではed.5と同じデスが、
こっちは考察を纏めくれなくなってきたプレイヤーっぽさがありますね
そう言われると親近感が湧いてくるぜぃ
というワケで、次のエンディングが一応最後のエンディングとなります
一応? なんか含みを感じるけど
でも、ん? 他に分岐させられるようなところ、まだあったっけ?
メモは……「悩んだ時は振り出しに戻るのも良いだろう」
この言い方だと最初に選択肢が増えてる感じかな?
7つのエンディングを出した状態で「はじめから」を選んでみましょう
早速リョウコの相談パートが終わって、最初の選択肢だぜぃ
ではエムシーモン、「ここよりも病院に相談に行った方が良い」を選んでください
え、怒られる方じゃん
怒られるんデス
ええー……まあ仕方ないか
ほげえ、やっぱり滅茶苦茶怒ってるよリョウコ
(わかりやすくショモショモしてしまいました)
あ、でもその後「謝る」か「見送る」の選択肢が出てきたな
これがいわゆるトゥルーエンドに続くルートだな?
そうなりますね、ちなみに「見送る」を選ぶとed.1デス
サトが「リョウコを心配しての発言だった」と交えつつ真摯に謝罪した事で
リョウコも落ち着きを取り戻しました
ええっと、それじゃあ次は「ダイアリモンについて詳しく調べる」
それから図鑑は、と……ん?
どうしましたか?
「対象の生活や行動をすべて記録」の選択肢の「対象」の部分が、
ちょっと赤色が濃くなっているんだぜぃ
グラサン越しによく気付きましたねエムシーモン
現時点で影響はありませんが、その選択肢を選ぶ時に
「対象」の部分でタップするようにしておいてください
へっへっへ、このチャンネルで数々のゲームを実況してきたオレの
観察眼を舐めてもらっちゃ困るんだぜぃ
これでヨシッ
次は「リョウコについて」違和感を覚えた、っと
「――ひょっとすると、○体は実際にあるのかもしれない」
あれ? これって「○体について」を選んだ時の流れじゃ無かったっけ?
オレ、間違って押しちゃった?
いえ、これで良いんデス
よく見てください、モノローグなんデス
サトが口に出して言ったワケじゃないんデスよ
ホントだ、サトが黙ってるから、リョウコも訝しんでるぜぃ
結局サトはリョウコには何も言わない事にしたみたいだな
アプモンの専門家に相談、それ以上に不安があるなら警察に
これまでと似たような流れでリョウコを帰らせちゃったぜぃ
リョウコの退出後、改めてモノローグが流れ始めましたね
「どうして、リョウコは病院を勧めた時、あんなに怒ったのだろう」
え? そこから?
続けてエムシーモンも指摘していた通り、毎日記述がある「家に○体がいる」を
毎回書き換えているというのは若干不自然に感じると続きます
加えて、奇しくもエムシーモンが最初に引っかかっていたポイントデスね
「ダイアリモンは顔の日記帳に日記を書く筈なのに、
実際にはリョウコのスマホの日記帳アプリに日記が書き込まれていた」
やっぱり引っかかってるじゃん! 一緒じゃん!
オレはオマエを信じて良かったよブラザー……!
「これは妄想だ。妄想でしか無い。
だけどこれらの情報を組み合わせると、ひとつ、妄想を形にする事ができてしまう。
ダイアリモンの日記が、観察日記と通常の日記、両方を兼ねていたとすれば?
数年前、アプモンが最先端人型ロボットの中に入り込んで勝手に動かし
ちょっとした騒動になった事があった。
人間を動かしているのだって、言ってしまえば電気信号だ。
リョウコは本当に、相談に来たのに無碍にされた事を怒っていたのか?
病院で身体を調べられると、不味い事があるという可能性は無いか?
○体と暮らしている。
日記にそんな事を書いたのは誰だ?
○体と暮らしているのは誰だ?
ついさっきまで話していた彼女は――一体、誰だったのだろう」
やだ……オレそこまで考えてなかったよブラザー……
最後はリョウコのシルエットの頭部に、
日記帳アプリのアイコンが浮かんで終了デス
以上がed.8『誰かのダイアリー』の内容となります
おおう、画面が暗転したぜぃ
と思ったら、こっちにまで日記帳アプリが浮かんできたぜぃ
タップしてもらってもいいデスか?
いやするケドぉ……って、フツーにお馴染みのメニュー画面が開いただけなんだぜぃ
実はこれが先程「対象」をタップした結果追加された要素であり、
ある意味隠しエンディングなんデス
こ、これが幻の、ed.9……!?
「顔の日記帳に、対象の生活や行動をすべて記録しているアプモン。
内容を書き換えることで、対象の記憶を改ざんする能力を持つ」
何度も確認してきたダイアリモンの図鑑説明デスね
ダイアリモンの日記には、基本的に書き記す「対象」が必要だと
繰り返し強調されてきましたよね?
その内容を書き換えると、「対象」の記憶を改竄できるとも
うん、何回も触れてきたよな
ところでエムシーモン、我々、このゲームをどうやってクリアしました?
え?
メモに従い、
「つづきから」で選択肢を選び直し
同じ場面を違う形で、何度も繰り返してきましたよね
……
「起動後の背景も紙のノートみたいだ」
…………
ダイアリモンの「対象」って、本当にリョウコだったんデスかね?
………………ヒエッ
超メディアモンチャンネル
さてエムシーモン
『Die a lie』を遊んだ感想はどうでしたか?
面白かったぜぃ!
ほどほどにぞっとする場面はあるけど、
あくまで作中の解釈はサトの想像に過ぎないから
そんなに怖い思いをしないで遊べるのは正直助かったぜぃ
ゲーム設計も親切だから、遊ぶのにストレスは感じなかったかな
ただ、親切過ぎて物足りない部分はちょっとあったかも
まあ楽しんでもらえたなら幸いデス
用意してくれたロープレモンも浮かばれる事でしょう
ロープレモンまじでいつもありがとうなんだぜぃ
……っと、そういやレコモン
ん?
このゲーム、発売から数日で配信停止になったんだよな?
しかもそれが物語の根幹に関わってくるとかなんとか
ぶっちゃけ遊んでみてもそんな問題があるゲームには思えなかったんだが?
よく覚えていましたねエムシーモン
……実は本作は、実際に起きた事件をモデルにしているらしいんデス
えっ
あくまで噂なんデスけどね、コソモンをあたっても裏が取れませんでしたし
コソモンもなんだかんだいつもあんがとなんぁぜぃ
ただ、『Die a lie』が発売された時期はまだ人とアプモンの交流の黎明期で
それだけに色々トラブルが多かったのも事実みたいデス
制作者はそういった「人とアプモンの関係」の暗い部分にも
フォーカスを当てた作品を作りたかったのかもしれませんが、
まあ、センシティブな部分もあったでしょうからね
大丈夫? このチャンネルは怒られない?
それはエムシーモンの日頃の行い次第デスね
お、オレ、いいアプモンしてるぜぃ?
その「悪い事をしていない」という記憶は、本当にエムシーモンのものデスか?
ひえぇぇ……
というワケで、今回は『Die a lie』の実況紹介でした
この動画が面白いと感じたオーディエンス達!
超メディアモンチャンネルは他にもいろんなゲームで遊んでいるから、
よかったらチャンネル登録&好評価お願いしますなんだぜぃ
それでは、ご視聴ありがとうございました!
超メディアモンチャンネル
・概要(という名のあとがき)
こちらは【単発作品企画】Changeovers from S | デジモン創作サロンの参加作品です。
『変化』をテーマにした作品を投稿する。という事で、今回この動画に盛り込んだ『変化』は、『選択肢によって変化するエンディング』、すなわち『マルチエンディング』です。
なんだかゆっくりしてそうな2体のアプモンによる、毒にも薬にもならなさそうなゲーム実況の様子を、デジモン創作サロンの文字色変更機能等を使って表現してみたのですが、いかがでしたでしょうか?
実はダイアリモンのネタは随分前から温めていたのですが、方向性が定まらず、それならいっそ思い付いた案を全部ぶち込んでみよう! となったのがゲームの方の『Die a lie』の内容だったりします。
アプモンを取り扱った事自体は何度かあるのですが、単独の作品というのは初めてだったり。ある意味、『変化』というテーマを書く上でぴったりなデジモンなんじゃ無いかな~と思ったりした次第です。……しかしまさかここにきて公式の方までアプモンをフィーチャーしだすとは……。
最後になりましたが、毎度素敵な企画を提供してくださるへりこにあん様に、そしてここまで読んでくださった読者の皆様に、最大限の感謝を。
ひょっとすると本企画にもう1作投稿するかもしれないので、間に合ったら年内最後は多分そちらでお会いしましょう。
改めて、ありがとうございました!
コメント
古い順
●いちこめ
●またロープレモンが一晩で用意させられてるぅ
↳●実際『Die a lie』なんかよく持ってこれたよな
●これとは違うゲームなんだけど、カレンダモンがどんどん
知らない予定を増やしていくヤツも怖くて好き
あっちはフツーにホラーだけど
↳●リクエストはフォーラムの方に送ってどうぞ
↳●別にリクエストのつもりで言ったんじゃ無いが
↳●じゃあ違うゲームの話すんなかす
↳●キッズは動画見る前にアプリの規約読んでこような
↳●お前も荒し構うなって
●これ『Die a lie』のaが実は重要なポイントで、
「嘘はひとしか無い」っていうのをどっかの考察で見た気がする
誰のどの発言が嘘なんやろなぁ
●図鑑の「顔の日記帳」の一文で「絵描きに対して親切設計!」と思ってしまって以降
なんも頭に入ってこなかった……
↳●?????「このアプモンは四足歩行です!」
↳●顔の日記帳に書き込まなきゃいけないんだから二足にはするだろ多分
●このゲームダウンロードしたんだけど、話があっさりし過ぎてて消しちゃったんだよな
もったいないことしたぜ、まさかそんなすぐ配信停止になってたとは
●しばらく投稿してないけど大丈夫?
●消された?
↳●消されるならこの動画の方が先に消されるだろ
●配信停止になった理由だけど、これ、元になった事件があったんじゃなくて、
ゲームの内容の模倣者が出たかららしいよ
↳●えっ、ど、どのエンドの……?(震え声)
↳●なんでコソモンからすら出てこなかったネタをお前が知ってんだよw
●今更ですが初見です
お問い合わせフォーラムも閉鎖されてたので、コメント欄に失礼します
実況シリーズ、どれも面白くて一気見してしまいました
エムシーモンさんとレコモンさんの掛け合いがすごく好きです
難しいかもしれませんが、いつか動画投稿が再開される日を心待ちにしております
ところで素人質問で恐縮なんですが、アプモンって何ですか?
デジモンの一種でしょうか?