終わったかに見えたヘクセブラウモンからの『問いかけ』だが、『三つ目』が用意されていた。そしてそれがデュナスモンへの『最後』の問いだという。微かな胸の憤りは拭われ、デュナスモンはその問いに向かい合うのだった
「やり残したこと……か」
「悔いていることでも構わないよ。気持ちを楽にして考えてくれればいいさ」
椅子の背もたれに寄りかかり両腕を軽くあげる素振りをしてみせながら、ヘクセブラウモンは軽快な様子で話しかける。それに対してデュナスモンは深く考えるように瞳を閉じ、頭を前に傾け右手を顎あたりに軽く当てる。しばらくの間があいた後、デュナスモンが切り出す
「……三つ、オレには『残してきたモノ』がある」
「それは何だい?」
デュナスモンはもう一度先ほどと同じ素振りを見せる。今度はすぐに言葉が続いた
「オレの『愛した者』達だ─―」
詳しく話してもらえるかな?―その問いかけに対してデュナスモンは静かに頷き、語り始める
※あとがき※
どうも、おでんなドルモンです! 今回は第七話になります。早いものですねぇ(しみじみ)っということで今回はヘクセブラウモンからの問いかけの3つ目のお話になります。それに対してのデュナスモンの過去、そして元いた箱庭であり世界の大切なものの話になってます。
さてさて物語はいよいよ終盤へと差し掛かります。この二体のお話もうしばらくお付き合いください。 では第八話でお会いしましょう~ではでは